ツール・ド・フランスが開幕して第2ステージが終了しました。
沖縄出身の新城幸也選手(ブイグテレコム)が日本人初の5位に入賞しました。
187kmの距離を約4時間30分でゴールしたそうです。
スピードが速ければ速いほど風の抵抗が生まれます。
自転車レースでプロの選手は平均速度が約40km/hに達するそうです!
そのスピードを維持する為には、先頭を走る人は交替で走り、
風の抵抗と体力の消耗を減らし集団を引っ張ることもあれば、
アタックをし、集団から急に飛び出して逃げることもあります。
そのアタックが得意な選手もいれば、上りの得意な選手クライマー、
平地が得意なルーラー、全てにバランスがとれたオールラウンダー、
スプリンター…等々
自分の得意な種目によって作戦やチーム内での役割があるそうです。
風の抵抗があるがゆえに…
クロスカントリーも自転車と同じで、
試合の駆け引きももちろん大切ですが、
いかに風を受けず体力を消耗させない技術も大切です。
スキージャンプはアプローチは小さくなることで、風の抵抗を減らし、
テイクオフ後は抵抗になる風を逆に、浮力に変えなければなりません。
技術、体力ももちろん大切ですが、
私が自転車に乗ることで、風に対する抵抗を肌で感じ、
パフォーマンスが大きく変わることを感じさせられました。
空気が動くことで風が生まれます。
山に行けば空気が薄くなり、そして気温も下がります。
その自然の変化に瞬時に対応出来る能力の大切さを学びました。
この様な経験を少しずつ選手たちに伝えられればと思います。
2009 年 7 月 6 日