2021 年 4 月 28 日

新部員を迎えて

4月ももうすぐで終わり。早いものです…

 

下商スキー部新部員を4名迎え、新たな年度がスタートしました?
先ずは、この環境に慣れることを目的に徐々にトレーニングを開始しております?

 

ジャンプ選手はランニングや体幹やウォーミングアップなど、基本的な運動を行なっております?‍♂️?‍♀️7417B653-B780-4F98-8A9F-880F3DED51EF

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コンバインド選手は僅かではありますが早朝の時間を使い雪上トレーニングを行っております⛷

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5月連休明けから本格的に開始するサマージャンプなどの練習に向けて道具や体の準備をしっかり整えたいと思います❗️

 

2021 年 4 月 6 日

リニューアル!

新学期が始まりましたね!
昨シーズンも無事終了することができました。コロナ禍でいろいろとありがとうございました。この場をお借りしお礼申し上げます。

 

ところで、オフィシャルホームページですが、今年はリニューアルをいたします!

いつになるかわかりませんが?
こちらもトレーニング同様、頑張って参りますので、楽しみにしててください?

 

それと、昨シーズンの成績がまとまりましたので、こちらもご覧ください☃️?⛷?☃️

以前、どなたか「マニアックな!」とおっしゃった方がおりました?

いろいろな方々の反応があり面白いですね??

そんなことも楽しみながら投稿いたしておりますので、今年度もよろしくお願いいたします??‍♂️?
「国内大会成績・ジャンプ、コンバインド」

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「国際大会成績・男子」

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「国際大会成績・女子」

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2020 年 11 月 17 日

体調が回復しました!

秋が深まってきました。

先日もほんの少しですが、一面白くなる程度の積雪も。

シーズン間近ですね!

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そんな中、先週に体を冷やしてしまい体調不良に陥ってしまいました

今は回復し万全であります!

しかし、なぜか酷い肩凝りが?寝相が悪かったのでしょうか??

そんな1週間を過ごしておりましたが、

本来であればアイストラックトレーニングを行うのに

宮の森ジャンプ競技場に向かうはずでした。

体調不良で帯同できずチームには迷惑をかけてしまいました。

その間、治療に専念しながら指導についていろいろなことを考えておりました。

これもこれで、今までの指導を改めて考え直す良い機会となりました。

チームに迷惑をかけたのは間違いありませんが、

それがプラスに働くようにしたいと思います。

他のチームや選手の中には既に雪上の方もいるかと思います。

私たちはいつ雪が降ってもいいように今日からスキーハウスの清掃を行い、

明日はジャンプ台のメーター板をつける準備をする予定です。

木曜日から荒れるらしいですので、冬本番まで万端にしたいと思います。

先週で休んでいる間に考え感じた、

近年の「下川の環境」について今日はお話ししたいと思います。

多分、皆様は「下川の環境」について恵まれているかと思う方も多いのではないでしょうか?

確かに私も移住し そう感じた 者の一人です。

もちろん、他の地域に比べれば良いのかもしれません。

雪も軽いですし、寒位気温が一定し早く飛べ、

スキージャンプに拘らなければ4月下旬までスキー場で

スキーをすることが可能です。

しかし、この環境を常に ほぼ全て人力で整えることが厳しい のかと感じました。

常に条件を整えることが厳しいくするのかもしれません

厳しい環境だから生まれる強さ

冬になればたくさんスキージャンプ練習ができるのですが、

それが意外に練習ができないんですよね

正確に言えば、

定期的に練習ができないと言った方が良いかと思います。

コーチの遠征で不在もありますし、

悪天候も勿論あります?

大雪、

強風、

暖気などなど

そして、天候に影響された後のジャンプ台の整備

アプローチの除雪からランディングバーンの圧雪。

アプローチは凍っているのでその部分まで除雪すればいいのですが、

ランディングバーンは圧雪して固まればトレーニングができても、

固まらない時もあります。

圧雪は積雪状態によって変わります。

シーズン初めの下地を作る時や膝くらい積もった時などは「つぼ足」と言って

スキーを履かずにバーンの雪を踏みつけ30度ある斜面を行ったり来たりし歩きます。

その後、ボコボコ斜面を仕上げるのにスキー板に履き替え平なバーンに整えます。

たくさん雪が降ったり整備に時間を費やした時はジャンプ練習ができずに

練習が終わる場合もあります。

翌日は細かい仕上げやちゃんと飛べるか確認します。

特にシーズン初めは慎重に?

整備の様子を克彦コーチが撮ってくれたタイムラプス(動画)があります。

https://www.facebook.com/ShimokawaSkiTeam

下川スキーチームのFacebookも行っていおり、その様子の動画をアップしておりますので是非ご覧ください!

今はアプローチが木製のレールですが、以前は大量の雪が必要だったので

整備してから飛べるまで2週間近くかかった年もあります。

こうして環境が整い、やっと練習ができるのです。

私たちはいつ来るか分からない悪天候までほぼ休みなく練習、れんしゅう、レンシュウ、rensyu

そして、悪天候がやってきます?

もちろん悪天候ですと休む時もありますが、ほとんどは整備や普段できないことを行います。

大雪ですと、先程のとおりアプローチの除雪とランディングバーンの踏み固めする行程を、

強風ですと止むまで待ち、

そして、雨などの暖気は

これが厄介?

アプローチの氷が、雨や暖かい空気に影響され溶けないようたくさんの雪をしっかり被せます。

保温用の雪を避けないと飛べないので、

その除雪作業の整備は気温が下がり切らない時を

見計らって整備を開始します。

冷え切ってしまうと、

アプローチにかけた保温の雪さえも凍ってしまうため、凍る前に除雪を行います。

ランディングバーンもそのままにすると氷のバーンになってしまいます。

ですので、暖気が過ぎ気温が冷えてくる頃を見計らい作業を開始します。

ランディングバーンも少し緩んだほうが固めやすいのです☝️

正に、雨降って地固まるですね☔️

こうして悪条件でもみんなで知恵を絞り工夫を凝らし経験を積み、

効率を上げながら貴重な休みや放課後などの隙間時間を有効に使い

ジャンプ台環境も整え準備を行います。

ジャンプ台に行きすぐ飛べるのもいいのですが、

きっと、

自分の手でジャンプ台を作ることによっていろいろな子どもの気持ちや体を育てる

のではないかと感じました。

ちょっと変わっているのが…

強風の時

でしょうか?

大きなジャンプ台ですと風に煽られ転倒し大怪我する場合があるので、

風が強い条件ですと大きなジャンプ台での練習は行いません。
しかし、K8m(ミニヒル)やK26m小さいジャンプ台であれば強風でも

ちゃんとした技術だとある程度飛ぶことができます。

そのため、よく初心者などや幼い選手が行う練習でアルペンスキーを用いて飛んだり、

時にはクロカンスキーで飛んだりすることもあります。

多分、下川の強さはここにあるかと思います?

練習環境は先ほどもお伝えしましたとおり他の地域環境に比べて練習量も勿論、

条件もまだまだ恵まれている方かと思います。

ジャンプを飛ぶことは勿論ですが、その他のトレーニングも他のチームと同等のことを

しているだけでは通用しないので、

こうした時に、

いや

こうした時にしかできないトレーニングを私たちも選手も一緒に考えアイディアを出し、

メニューを組み、限られた条件でも練習を行います!

それが

このチームの強さ!

ではないのかなと最近感じています

こうした悪い条件が続くこともあるので、

もちろん休むこともありますが、

こんなことばかりしていると選手が悪天候や悪条件に勝手に強くなるんですよね?

強くなるというより、気にしなくなると言った方が正確でしょうか。

そこって大事だと思いません??

大事な試合でも…

社会に出ても…

悪条件ってあるかと思います。

そこにタフに立ち向かえる精神力といいますか

気にしないで自分のやらなければいけないことを淡々とこなす。

多分、今の社会では求められていることろかと思います。

求められる。

というより、

今やその「精神力」や、「やり抜く力」を試されていると言っても過言ではないかもしれません。

ちょっと話が変わり

NLBで、

10年連続200本安打、

10回連続ゴールデングラブ賞、

通算10回オールスター出場等等数々の功績を納められた

イチローさんがおっしゃっていました。

やり抜く力もセンスだと

この方から聞くと、

センスは生まれ持ったものかと

しかし、私はこう考えます。

多分、そのセンスというのは磨くことをできるのではないかと考えております。

それを磨くことはもちろん本人が気付き何を磨きあげるかを考え行わなければいけませんが、

私たち大人やコーチも選手に対し磨くきっかけを与えれることができるのではないかと…

磨くとしても、磨き方もあるかと思います。

磨かなければいけないタイミングもあるかと思います!

世界で活躍しトップで戦い続けるには時間が経つにつれ、

その成功への道のりまで着実に歩んでいくことができる。

しかし、磨きたりず差が開いたとしても幼い選手や若い選手だと

ある程度はそのセンスを磨くことができるのではないか?

と考えました。

こう考えると、

やり抜く力やセンスなどは、

ある程度は厳しい環境や条件が人本来を磨くことができるのかもしれません。

私たちコーチは恵まれた環境を目指し整備し整えることは理想ですが、

その恵まれた環境や条件が一人でも「当たり前」になってしまうと

ジャンプ台整備や自らの準備を怠る傾向になり

パフォーマンス低下もあるので、

こうした逆も然り?

横着すると特に持久戦では顕著に現れます。

ここは本当に面白い!
本当に顕著に現れます。

人間力も競技力も向上するにはもちろん日々の教育が大切ですが、

厳しい環境に身を置くことによってそれを肌身に感じ、

また、良い環境を更に強みにできるスキルやテクニックが生まれるのではないかと考えます。

皆様はどうお考えですか?

最後まで読んでいただきありがとうございました?

2020 年 10 月 27 日

準備

昨日お休みでしたので、ちょっと札幌市宮の森ジャンプ競技場まで…
週末は士別市朝日町での最後のサマージャンプ。
私が知っている限り北海道では札幌しか飛べないかと思います。

余市町が飛べるのかな??

 

朝日町で試した技術を確認したく、
9月から始めた「朝活!早朝ランニング!!」が昨日最終日でしたので、

早朝からは向かえませんでしたが、

それが終了後、直ぐに札幌へ向かいました?

 

勿論、札幌では必要最小限しかお店は寄らず、

札幌へ日帰りで参りました。

話がちょっと変わって…

 

全日本選手権ジャンプ競技は凄かったでしたね❗️
男子も女子も壮絶な争いで⛷?
見ていてこちらもドキドキしました‼️
リザルトはこちらです???

http://www.hakuba.gr.jp/
ノーマルヒルは男女の種目がありますが、
ラージヒルは男子のみ。

女子はSBC杯で同日にラージヒルが行われました。

今年は長野県の白馬村。

皆様もご存知のとおり1998年にオリンピックが開催された場所。

私は当時、高校2年生の時でした。
岩手国体に向けて北海道スキー連盟の合宿を名寄市で行っていて、中継のラジオをジャンプ競技場に流してくれ、それを聴きながらトレーニングしていたのを覚えています。

その後は、ジャンプ団体のメダルを獲得したことを改めてテレビで観て感動した思い出が懐かしいです?

話を戻し、

 

先日はテイクオフ後のお話をさせていただきましたが、

今日はテイクオフのお話をしたいのですがその前に、
アプローチのお話をしたいと思います⛷

 

「スキージャンプ」という種目ですので、
スキーにちゃんと乗らなければなりません?
それは当然なのですが、

これがまた難しい…

2本のレール(溝)に左右のスキーを入れ、
滑っていきます。

当然ですが?

そのレールはスキーの幅より少し広いです。

そんなのわかっていますよね?
これまた当然ですが、スキーの方がレールに対して細いです。

当たり前です?

念のため確認で…

 

何が言いたいかというと、

その隙間に

「いろいろなことが起こっている」

ということです❗️

 

はぁ…って感じですか??

 

レールの中にスキーを入れ、ただ滑ってくる❗️
のは、ある程度技術が向上すると簡単です?

多分、何も考えなくてもできると思います?

車で言うと自動運転のようなイメージでしょうか…

スピード設定したら勝手に真っ直ぐ進んでくれる?

楽チンだ?

 

そうなんです。レールの上でただ滑るだけ。

楽チンなんです。

 

しかし、

そのレールとスキーの間に抵抗など強い力が働くと、

摩擦が生じアプローチの助走スピードが減速してしまいます???

また車で例えますと、サイドブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるようなイメージでしょうか?

私たち、若い選手や幼い選手は力がないため、

それを正しいテクニックで補わなければなりません。

全日本選手権のような大きい大会ですと、

ロウスピードですので、

減速する要因は命取りです?

要は、飛んでいきません。

ですので、助走路と言うくらいですから、

スピードは大事ですので、

レールの中でスキーが擦らないよう、

上手に滑ってきます。

 

古いイメージですと、瞬間イライラ棒みたいな…

Youtubeで検索するとこんなゲームがあったんですね❗️それにビックリ?

瞬間イライラぼうでは「棒」なので点で捉えており条件は違いますが、

スキーとレールの内側若しくは外側が強く触れるとブレーキになる。

擦っても強く触れないように狭い隙間を上手に滑っていくテクニック。

 

これまた面白いのですが、

スキーは左右の動きもそうですが、

例えば、

捻れてレールに当たる時もあります。

レールの中でハの字の状態になり、トップの内側とテールの外側が擦れる。

V字みたいな逆も然り。

 

このようにならないよう、スキーテクニックを磨きます⛷

 

次はアプローチ姿勢で足元にフォーカスしてみましょう❗️

 

まずはこれが出来てきてから、

次は足趾がしっかり使えている状態。

床に雑巾がありそれをつかむような感じといえばいいでしょうか。

あまり足趾に力を入れすぎたり強すぎるのも良くないのかと最近は感じていますが、それは今度お話しします。

 

これもある程度経験が上がれば体得し理解もするかと思いますが、

ここから重要☝️

 

近年では「踵を上げて滑ってくる」選手が多いのです?

要は足趾のみで滑ってくる❗️

貴重な動画があったので、切り取ってみました。

こんな感じです⛷

 

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サマージャンプの様子です。

水がスキーにかかっているのは助走路がセラミックでスキーとその摩擦を減らすためです。

こちら図1ではスタート直後。

ここではまだ踵がついていることを確認できるかと思います。

図1を拡大してみました。

図1に赤い丸をつけてみました。この部分です。

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こちらは多分スタートしR手前の画像かと思います。

ご覧のとおり先ほど付けた赤丸部分とは様子が変わっているかと思います。

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図2を拡大したものに丸をつけました。

因みにこちらがRの局面。

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横の壁が曲面になっているのが確認できるかと思います。

ですので、アプローチの局面としてはRというのがわかります。

図1と図3を比べてみましょう?

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スタートして直ぐは踵も使って滑れたのでしょうけども、

図2のようにスタートとRの間のどこかの局面(多分アプローチ姿勢を完成するとき、若しくは完成したすぐ後)で踵を浮かしながらポジションを前に持っていったのかと思います。

そしてRでは徐々に踵がプレートのつくアプローチ姿勢に戻り、テイクオフでは踵がついた状態でテイクオフしていました。

テイクオフの踵の様子はここでは省略します。

ご覧のとおりまだ若干左図の緑の線より、右図の黄色い線の方が短い。

よって、ここの局面でもまだ踵は降りきっていないかと思います。

 

 

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そして空中…

 

 

今の金具は本当に素晴らしいので、極端な話「踵を浮かし、爪先だけで滑ることができる!」のです!

昔では考えられませんでした。

私が幼い頃の金具はワイヤーでした。

同じ技術をすると滑りながら前に倒れ込んでしまうくらい踵が上がるので、そうなると転倒してしまいます。

しかし、今の道具は前にいく領域の限界が決まっているのでワイヤーのような転倒する心配はありません。
そう言ったアプローチは遠くに飛んでいく正しい技術ではないとか考えていますので、

そこで、私は

最近、選手たちにいう言葉で

前に倒れ込んでいない?

クリップ(写真のシルバーの棒にスライドする青いプラスチック部品)に頼って滑っていない??

と、聞くようにしています。

 

先ほど紹介した踵の後ろから見た図で問題なのは、

「踵が上がってしまう」ことです。

どういうことかというと、

足首の柔軟性以上に過剰に前重心になってしまっているからです。

足首が柔らかくても、重心の限界があるかと思いますので、

足首が柔らかいのは大前提ですが、

踵を付けたまま滑ることが大事かと思っています。

写真の選手はTから踵がまた着きます。

要は、局面で見た場合、足裏は

①スタート:全体

②スタート直後:爪先(踵があがった)

③R序盤:爪先(踵が徐々に着き始める)

④R終盤:全体

⑤Tグラウンド:全体

 

何が言いたいかというと、

②で過剰に前に行き、

③で戻る、というよりかは、

戻されると言った方がいいのかと。

 

この「戻される」ことが厄介?

殆どの選手は

③でバックポジション(後ろ乗り)になる選手が多いです。

バックポジションでテイクオフすると、

そのまま上に飛ぶ。

若しくは、バックポジションですのでテイクオフでしっかり踏めず前に倒れ込むようになる。

後ろ重心から一気に前に向かいながら空中に出る。

この技術はテイクオフ後のスピードはあるのですが、

踏めていないので、空中中盤に差し掛かるときに

一気にブラ下がります。

紙飛行機で言うと、

重りを中心ではなく、後ろにつけたような飛行曲線…

こんな表現でわかりますか??

これはアプローチの局面で踵を付けた場合ですね☝️

 

次にアプローチでずっと踵を上げ続け、

テイクオフ最中にのみ

踵に踏み変えながらテイクオフした場合。

このテイクオフですと、

殆どの選手が、脛を大きく戻します。

ジャンプでテイクオフは力を伝える動作でもあり、

大変重要な局面。

脛角度を戻してしまうと、

力が半減してしまうとともに、

飛び出す角度も鈍角になってしまい、

よって空気抵抗になってしまう。

力も伝わらず抵抗になる。

飛ぶわけがありません…

 

また、

ジャンプしている最中に踵をつけることは、

踏み変える動作。

この動作は力が吸収されマットの上でジャンプをしているのと一緒。

パワーロスしてしまいます。

 

次に、踵を上げ続けた状態。

写真では下の図です。

横で見るとこんな感じ?
写真の画質が悪くすみません?

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テイクオフの終盤です。

この選手はこの時、Rからの処理は上手でしたが、

写真のとおりテイクオフするときに踵が離れ、

つま先のみで踏んでしまいました。

 

踵が上がりながらテイクオフすると、

爪先に力が加わり

テイクオフ後は極端にスキーの先端が下がります。

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理想はこのとおり?

足首を見るとしっかり曲がっているのがわかります。

膝と板が近いと言うか…

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それでも若干スキーの先端は下がるのですが、

多分これは金具の位置にも関係があるかと思います。

 

図4のとおりスキーが下がっている間は前傾ができないので、

と、いうより、

スキーが下がっているのに前傾をすると頭からひっくり返ってしまう。

フロントフリップ(前方宙返り)しちゃいます?

そうなると大怪我をしてしまうので、

前傾をしないよう、テイクオフ後は黙って待っているか(ほんの一瞬なのですが?)、

体を上に伸ばし、

スキーが上がってくるのを待っています。

こうした技術で飛びます。

 

しかし、

これは遠くに飛ぶテクニックではありません?

 

ここは前回でも触れておりますが、

ジャンプではテイクオフ後は徐々に前傾をすることが大事です。

この場合ですと、

スキーが上がるタイミングと体が前傾するタイミングが一致せず、

空中で体がぶら下がってしまい、

ぶら下がるフォームはパラシュートを開いているのと一緒ですので、

遠くに飛ぶことができません。

 

前に進むことができないと言ったほうがわかりやすいでしょうか。

前に進むのにパラシューを開くとゆっくり降ってくることはできますが、

やはり前には進まず、

長距離にはなりません?

スキーを早く上げ、体は素早く前傾し空中フォームを早く完成させる。

 

ここでは、踵を上げ続けてテイクオフをした場合、

テイクオフ後は説明しましたとおりスキーの先端が下がるので、

前傾はできない。

前傾できるのはスキーが上がってきてから。

それでは空中フォームの完成に時間がかかりすぎるため、

結局、体のどこかの部分「上半身の角度が良くても下半身がぶら下がっていたり、下半身の角度が良くてもその延長線上に上半身角度があり、頭から踵まで一直線にり腰を前に出したような状態となるため上半身角度が鈍角になってしまい抵抗になってしまう。

いろいろな動きがあるのです…

 

その「準備」がものすごく大事なんですよね。

 

アプローチで正しい重心で滑るためにも、

踵も感じて滑ることが大事かと思います。

 

もちろん踵だけで踏むことはダメですが?

 

昔の技術で、「踵で踏め!」と言われたことがあります。

お恥ずかしい話、

「踵のみで踏んで飛んだ」ことがあります?

要は、つま先を使わずに?

 

ただのバックポジション(後ろ乗り)になってしまい、

極端にテイクオフ角度は鈍角になりました。

そんなことはないと言われ、

踵で踏めば体は前に進む!

と言われた思い出があります?

 

それは、

爪先もしっかり使えていることが大前提で、

踵も意識して踏め!

ということなんだと今は理解しました?

理解力と基本技術の体得は本当に大事ですね…

 

そんなことを思いながらも、

まとまらないブログを…

 

あぁ、難しい…

 

多分、これをシンプルにできるようになると、

指導力も上がるのだと信じて?

次の更新はもっとシンプルに☝️

最後までありがとうございました?‍♂️

コロナ禍で大会が無くなってしまい、下川の大会も来シーズンはちょっと違ったシーズンとなりそうです。

週末に「札幌市荒井山ジャンプ競技場」で大会が行われました。
土曜日の札幌市長杯の表彰式の様子です。
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小学生4年以下の部で優勝した中村山太選手
空中にはまだ課題は残りますが、正確なアプローチの滑りから繰り出すテイクオフで優勝することができました!

 

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中学生女子の部で優勝した岩崎里胡選手と、同点2位の齋藤優選手

岩崎選手も空中に課題は残りますが、正確な滑りとテイクオフで優勝し、齋藤選手も力強いテイクオフと新たに完全したアプローチの滑りで2位と表彰台に登ることができました!

 

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中学生男子の部では4位に西田蓮太郎選手

滑りでRから空中の上半身のフォームの改善が課題でした。

日曜日は雪印メグミルク杯ジュニアサマージャンプ大会が行われました。

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小学生4年生以下の部に連日の優勝した山太選手

景品たくさんありがとうございます?

 

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小学生5・6年生の部に入賞した5位の長谷川琉已選手と、6位の菊池楼紗選手

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4連勝中の岩崎選手と昨日から好調を維持の齋藤選手

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それぞれ前日の大会の課題を克服し成果が実りました✌️

 

最近ですが、体の使い方で4つの力に分けて選手に伝えています。
力というよりかは力の入れ方による、動きの修正。

上半身の前と後ろ、

下半身の前と後ろ。
もちろん上半身でも大きく分けて胸から上下に半分に切った前後もありますが、細かいと私が混乱するので(笑)、今は上半身と下半身の前後で使い分けるようにしました。その他それができている選手や理解してきた選手は先ほど伝えたように上半身や下半身の上下区切った前後を伝えていきます。
言葉で伝えるには簡単ですが、臀部や大腿になると上下や前後では伝えきれないので、今は自分のために簡単に?
シミュレーションでは…

私たちは平日のサマージャンプ練習がほとんどできないので、シミュレーションをよく行います。
キャッチする手が飛ぶ選手の骨盤のどの部分に触れるかにもよりますが、骨盤の出っ張りがキャッチする手の平のちょっと下(前腕の延長線上)にしっかり安定して乗っているのを前提とします。

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骨盤を上から眺めた図

ウエイトを行ったことのある方だとわかりやすいかと思います。
ベンチプレスで手のひらをパーの状態で相手の骨盤を触ると言ったイメージでしょうか。

 

シミュレーションの理想として…

ここではテイクオフした瞬間の動きは今度お話をしたいと思います。
テイクオフ後、空中に飛び出し空中の形が完成する前の段階で上半身の角度が前に倒れ、下半身の角度が水平に徐々になればいいと私は思っております笑

徐々に前傾し姿勢の角度が変わるスピードは、理想なテイクオフ(ここでは説明を省きます)できた場合、スキーのトップが上がるタイミングと体が前傾するタイミング(上半身の角度が前に倒れ、下半身の角度が水平に徐々に移行する)がマッチすることが理想と思っております!

 

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写真上のように上半身の後ろ(胸椎や腰椎が反り上がる)に過度に力が入ってしまうと体が起こされ、更に下半身の前(大腰筋)に過度に力が入ったり臀部の意識が全くなく大腿四頭筋のみの意識が強くなってしまうと足がぶら下がる動作になり体の中心の骨盤(臀部の黄色い線)が水平になってしまい、結果水平方向に進むのに対し風の抵抗になってしまいます。わかりますか?この説明で?

 

ちょっと休憩☕️

 

んで、

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この写真ですと、斜め上に気をつけ!をする姿勢となり、上半身の角度でこれも抵抗になってしまう。
特に「気をつけ!」をする姿勢は腰が前にも出てしまう原因となり、よく空中中盤でスキーが下がってしまい膝を曲げてスキーを引き付けたり、腕をぐるぐるまわし、まだ飛べる高さなのにジャンプを止めて着地する選手に多く見られる姿勢です。そうとも限らない場合もありますが…

 

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この姿勢はくの字が強くなる前屈した姿勢です。
少し向上した初心者や幼い選手が前方方向に体を投げ出すときに行う姿勢です。

自分はこれを「前傾ではなく前屈しているよ!」と伝えています。

「前屈」は体が強く屈曲し腰の下に足がある。
「前傾」は腰の斜め下に自分の足があり斜め前方向に体が若干伸びている。
中には前傾しろ!とコーチに言われて前屈している選手も多いですね?
ちょっとテイクオフの話にもなりますが、要は膝が戻りスリップしているフォームです。
葛西監督は小林選手にスリップしないよう伝えていたそうです!
膝が最後に伸びる直前まで角度を保つことが幼い選手には特に大切です。これは私の見解ですが、そうすることによって飛ぶ方向が定まり、力を効率よく発揮します。テイクオフのことをちょっと伝えてしまいましたが…
今回はテイクオフ後のお話ですのでお話を戻します。

 

ジャンプも一瞬ですが、色々な局面があるんですよね!

11E7DCFA-76EC-4DE2-AAF4-316E88A1B857図4

こういった重心移行する姿勢が目指す形です!
これが徐々に重心いこうすることが理想ですが、急激に変わってしまうと飛ばないどころか、転倒するジャンプになってしまいます。

我がチームで「ぺろんちょした?」という話をすることがあります。

スキーが上がるタイミングより、このように図のような体の動きの方が一気に起こると「スキーと体が一気にぶつかる」(これは私の言い方です)、その後ぶつかった衝撃と体でスキーを押す動きが、スキーを急激に下げ、よってバランスを崩してしまい転倒することがあります。

もし機会があればシミュレーションでも行ってみてください!
飛んだ瞬間一気に足を振り上げ前傾すると前周りのモーメントが強くなり飛んでいる選手が空中を保つことができなくなります?

 

逆に図1のような動きが強いとスキーが一気に起き上がり、進行方向に対しパラシュートを広げるような形となり距離が伸びません

 

ですから、説明の序盤でもお伝えしましたとおり、理想のテイクオフをしたとして、その後スキーのトップが上がるタイミングと体が前傾するタイミングがマッチすることが理想と考えております。

 

理想のテイクオフ後の動きを行うためにも上半身&下半身の前後の使い方の理解と動きが重要かと思います。かなりざっくりですが?

『スキージャンプ』という名前の競技ですので、先ずは『スキー』に上手に乗らなければなりません。

テイクオフ後のお話をしましたが、テイクオフの瞬間とアプローチ姿勢とポジションについて、順番が前後しますが、お話しできればと思っています。

皆様の理想は何ですか?
私はこんな教え方ですよ!とか、ここはどうなんですか?などなど…

おい竹本!そんな教え方じゃダメだぞ?←真摯に受け止めます?
是非コメントいただければと嬉しいです!

今年も行います!
第34回全道ノルディックスキー競技大会を下記の日程で行います!
沢山の参加をお待ちしております。

日時 平成30年12月28日(金曜日)

競技開始 9時30分

因みに、名寄大会も、朝日大会もアップされてましたので併せてお知らせします!

道北や国内のノルディック競技を盛り上げましょう!!