昨日、29日(月)に行われる「町民ピヤシリ登山」の視察に行ってきました。
山頂まで見渡せる草原まで登り、登山当日は安全に行えるかを目的に、
下川山岳会の方と同行しながら視察に行ってきました。
こちら下川町は少しずつ春を迎えておりますが、山奥はまだまだ冬です。
昨日はたまたま寒気が入いり、また気温も低くかったため町内は雪が降っていました。
スキーウェアやニット帽などの真冬の装備をし、
スノーシューやバックカントリースキーなど、それぞれのアイテムで雪山登山を、景色を見ながら楽しみました。
登山道は勿論雪で埋まっていたので、目的地まで急な斜面などありますが、
登りやすく雪が堅そうな道を選んで進みました。
雪道は思っていたより固く、自分には歩きやすい条件でした。
途中、くまの足跡があり、山岳会も猟友会にも所属している方が、
インタープリテーション(自然解説)を行ってくれました。
ものすごく大きな足跡ですが、前足と後ろ足が重なっていたことや、
日光に当たり跡が広がるため大きくなったそうです。
跡の上にうっすら積もった新雪を掘ってみると、爪の跡や肉球の後まで!!
山の方にも跡があり、よく見ると尻滑りした跡が(笑)
ちょっと見づらいですが、前足とおしりで滑った跡がありました!!
熊も尻滑りするんですね!!
熊の足跡を途中まで辿りながら険しい道へと向かいました。
序盤に急な登りがありますが、そこを越えるとしばらくダラダラ登り。
そんな中こんな木を見つけました。
白樺の上にエゾマツが(笑)
倒木に木が生えることはあるそうですが、倒木ではないのに木がこうして生えるのは珍しいそうです。
まさにハイブリッド!! Tree on the Tree
来週も見れるのが楽しみです。
迷わなければ…
今年は山も雪が多く残念ながら枝が折れている木が多かったでした。
少し折れていた木もあり、また今の時期は樹液が多くでるらしく、
折れていた部分から樹液が出ていました。
また、外気が冷たく樹液が冷やされたため、枝からつららができていました。
すこぉ~し喉が渇いた私はちょっと味見することに…
なんと、
凄く甘い!!
メープルシロップではなく、白樺シロップですね!!
疲れもぶっ飛びましたね(笑)
いろいろ味見すると(笑)、若い木の方が甘かったでした!!
このタイミングだからこそできた貴重な体験でした。
来週は多分どんどん気温が上がってくるので、
つららにはないだろうなぁ…
その後、歩きながら山岳会の方の「昔の雪遊び」話で盛り上がりました!!
昔は筒状になる植物(名前を忘れました…イタドリみたいの)があって、雪が融けてそれが出てくると、
半分に割って足の下にひき、学校まで行ったそうです。結構滑るらしいです(笑)
当時はスキーはありましたが、学校に行くにはそうした遊びを、
また、スキー道具は今みたいなスキーや金具、プラスチックブーツが無く、
つま先を固定する金具とエッジのないスキーで滑っていたそうです。
つま先しか固定していないため踵は浮きます。
その踵が浮かないように紐を靴とスキーに巻いて付け、
今のアルペンスキー用の金具のように踵が浮かないように
固定することで滑りを安定させていたようです。
しかし、転倒した時にスキーが外れる解放システムが勿論ないため、怪我は結構多かったそうです。
その後カッターのようなものがスキーの横に付き、エッジ付きのスキーが販売されたそうです。
ねじで固定していたため気づいたらねじが外れてエッジがなくなってたりしたそうです(笑)
その後、今のようなスキーにエッジが埋め込まれたものが出たらしいです。
当初は感動したと言ってました(笑)
それにしても圧雪車もリフトも無い時代で、そのスキー1台でどこにでも行き、
またいろんなところを滑っていたことを思うと、当時の方のスキー技術は
ものすごく上手だったのだろうなぁと感じました。
人の可能性は無限ですね(笑)
目的地近くになると斜面は少しずつ急になり、そして、天候も荒れてきました。
目的地近くになっても全く山頂が見えないのとが風が強くなってきたため、山岳会の方が危険と判断し、
止むを得ず折り返すことになりました。
麓に向かうにつれて晴れてきました。
POW!!
スキー最高☆
今年も去年同様、雪が多いため登山道から30分下ったところから登り始めましたが、
1週間もすればこの積もった雪はもっと下がるでしょう。
29日は少年団も下商の選手も参加します。
登山はできますが、このような機会は滅多にできません。
選手もそれぞれのアイテムを持って登山を楽しみ、また終わりに近づく残雪トレーニングが
有意義なものになり、この機会で気持ちも体も強い選手になってほしいですね!
2013 年 4 月 21 日