2020 年 11 月 17 日

体調が回復しました!

秋が深まってきました。

先日もほんの少しですが、一面白くなる程度の積雪も。

シーズン間近ですね!

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そんな中、先週に体を冷やしてしまい体調不良に陥ってしまいました

今は回復し万全であります!

しかし、なぜか酷い肩凝りが?寝相が悪かったのでしょうか??

そんな1週間を過ごしておりましたが、

本来であればアイストラックトレーニングを行うのに

宮の森ジャンプ競技場に向かうはずでした。

体調不良で帯同できずチームには迷惑をかけてしまいました。

その間、治療に専念しながら指導についていろいろなことを考えておりました。

これもこれで、今までの指導を改めて考え直す良い機会となりました。

チームに迷惑をかけたのは間違いありませんが、

それがプラスに働くようにしたいと思います。

他のチームや選手の中には既に雪上の方もいるかと思います。

私たちはいつ雪が降ってもいいように今日からスキーハウスの清掃を行い、

明日はジャンプ台のメーター板をつける準備をする予定です。

木曜日から荒れるらしいですので、冬本番まで万端にしたいと思います。

先週で休んでいる間に考え感じた、

近年の「下川の環境」について今日はお話ししたいと思います。

多分、皆様は「下川の環境」について恵まれているかと思う方も多いのではないでしょうか?

確かに私も移住し そう感じた 者の一人です。

もちろん、他の地域に比べれば良いのかもしれません。

雪も軽いですし、寒位気温が一定し早く飛べ、

スキージャンプに拘らなければ4月下旬までスキー場で

スキーをすることが可能です。

しかし、この環境を常に ほぼ全て人力で整えることが厳しい のかと感じました。

常に条件を整えることが厳しいくするのかもしれません

厳しい環境だから生まれる強さ

冬になればたくさんスキージャンプ練習ができるのですが、

それが意外に練習ができないんですよね

正確に言えば、

定期的に練習ができないと言った方が良いかと思います。

コーチの遠征で不在もありますし、

悪天候も勿論あります?

大雪、

強風、

暖気などなど

そして、天候に影響された後のジャンプ台の整備

アプローチの除雪からランディングバーンの圧雪。

アプローチは凍っているのでその部分まで除雪すればいいのですが、

ランディングバーンは圧雪して固まればトレーニングができても、

固まらない時もあります。

圧雪は積雪状態によって変わります。

シーズン初めの下地を作る時や膝くらい積もった時などは「つぼ足」と言って

スキーを履かずにバーンの雪を踏みつけ30度ある斜面を行ったり来たりし歩きます。

その後、ボコボコ斜面を仕上げるのにスキー板に履き替え平なバーンに整えます。

たくさん雪が降ったり整備に時間を費やした時はジャンプ練習ができずに

練習が終わる場合もあります。

翌日は細かい仕上げやちゃんと飛べるか確認します。

特にシーズン初めは慎重に?

整備の様子を克彦コーチが撮ってくれたタイムラプス(動画)があります。

https://www.facebook.com/ShimokawaSkiTeam

下川スキーチームのFacebookも行っていおり、その様子の動画をアップしておりますので是非ご覧ください!

今はアプローチが木製のレールですが、以前は大量の雪が必要だったので

整備してから飛べるまで2週間近くかかった年もあります。

こうして環境が整い、やっと練習ができるのです。

私たちはいつ来るか分からない悪天候までほぼ休みなく練習、れんしゅう、レンシュウ、rensyu

そして、悪天候がやってきます?

もちろん悪天候ですと休む時もありますが、ほとんどは整備や普段できないことを行います。

大雪ですと、先程のとおりアプローチの除雪とランディングバーンの踏み固めする行程を、

強風ですと止むまで待ち、

そして、雨などの暖気は

これが厄介?

アプローチの氷が、雨や暖かい空気に影響され溶けないようたくさんの雪をしっかり被せます。

保温用の雪を避けないと飛べないので、

その除雪作業の整備は気温が下がり切らない時を

見計らって整備を開始します。

冷え切ってしまうと、

アプローチにかけた保温の雪さえも凍ってしまうため、凍る前に除雪を行います。

ランディングバーンもそのままにすると氷のバーンになってしまいます。

ですので、暖気が過ぎ気温が冷えてくる頃を見計らい作業を開始します。

ランディングバーンも少し緩んだほうが固めやすいのです☝️

正に、雨降って地固まるですね☔️

こうして悪条件でもみんなで知恵を絞り工夫を凝らし経験を積み、

効率を上げながら貴重な休みや放課後などの隙間時間を有効に使い

ジャンプ台環境も整え準備を行います。

ジャンプ台に行きすぐ飛べるのもいいのですが、

きっと、

自分の手でジャンプ台を作ることによっていろいろな子どもの気持ちや体を育てる

のではないかと感じました。

ちょっと変わっているのが…

強風の時

でしょうか?

大きなジャンプ台ですと風に煽られ転倒し大怪我する場合があるので、

風が強い条件ですと大きなジャンプ台での練習は行いません。
しかし、K8m(ミニヒル)やK26m小さいジャンプ台であれば強風でも

ちゃんとした技術だとある程度飛ぶことができます。

そのため、よく初心者などや幼い選手が行う練習でアルペンスキーを用いて飛んだり、

時にはクロカンスキーで飛んだりすることもあります。

多分、下川の強さはここにあるかと思います?

練習環境は先ほどもお伝えしましたとおり他の地域環境に比べて練習量も勿論、

条件もまだまだ恵まれている方かと思います。

ジャンプを飛ぶことは勿論ですが、その他のトレーニングも他のチームと同等のことを

しているだけでは通用しないので、

こうした時に、

いや

こうした時にしかできないトレーニングを私たちも選手も一緒に考えアイディアを出し、

メニューを組み、限られた条件でも練習を行います!

それが

このチームの強さ!

ではないのかなと最近感じています

こうした悪い条件が続くこともあるので、

もちろん休むこともありますが、

こんなことばかりしていると選手が悪天候や悪条件に勝手に強くなるんですよね?

強くなるというより、気にしなくなると言った方が正確でしょうか。

そこって大事だと思いません??

大事な試合でも…

社会に出ても…

悪条件ってあるかと思います。

そこにタフに立ち向かえる精神力といいますか

気にしないで自分のやらなければいけないことを淡々とこなす。

多分、今の社会では求められていることろかと思います。

求められる。

というより、

今やその「精神力」や、「やり抜く力」を試されていると言っても過言ではないかもしれません。

ちょっと話が変わり

NLBで、

10年連続200本安打、

10回連続ゴールデングラブ賞、

通算10回オールスター出場等等数々の功績を納められた

イチローさんがおっしゃっていました。

やり抜く力もセンスだと

この方から聞くと、

センスは生まれ持ったものかと

しかし、私はこう考えます。

多分、そのセンスというのは磨くことをできるのではないかと考えております。

それを磨くことはもちろん本人が気付き何を磨きあげるかを考え行わなければいけませんが、

私たち大人やコーチも選手に対し磨くきっかけを与えれることができるのではないかと…

磨くとしても、磨き方もあるかと思います。

磨かなければいけないタイミングもあるかと思います!

世界で活躍しトップで戦い続けるには時間が経つにつれ、

その成功への道のりまで着実に歩んでいくことができる。

しかし、磨きたりず差が開いたとしても幼い選手や若い選手だと

ある程度はそのセンスを磨くことができるのではないか?

と考えました。

こう考えると、

やり抜く力やセンスなどは、

ある程度は厳しい環境や条件が人本来を磨くことができるのかもしれません。

私たちコーチは恵まれた環境を目指し整備し整えることは理想ですが、

その恵まれた環境や条件が一人でも「当たり前」になってしまうと

ジャンプ台整備や自らの準備を怠る傾向になり

パフォーマンス低下もあるので、

こうした逆も然り?

横着すると特に持久戦では顕著に現れます。

ここは本当に面白い!
本当に顕著に現れます。

人間力も競技力も向上するにはもちろん日々の教育が大切ですが、

厳しい環境に身を置くことによってそれを肌身に感じ、

また、良い環境を更に強みにできるスキルやテクニックが生まれるのではないかと考えます。

皆様はどうお考えですか?

最後まで読んでいただきありがとうございました?